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米原区老人会亡故者法要の厳修・嬉しかった事

米原区老人会亡故者法要の様子(拙僧が導師、法語中)

9月10日(月)午前10より、青岸寺本堂に於いて、米原区老人会会員亡故者法要が厳修されました。この法要は毎年、青岸寺を会場として、その年に米原区にて亡くなられた方を老人会が主催で執り行われる法要なります。

亡くなられた方はほとんど他宗の方になりますが、宗旨が違っても、亡くなられた方をお送りする気持ちは一緒です。曹洞宗の法式になりますが、心を込めて導師を勤めさせていただきました。

米原区を代表して青岸寺がこのご縁をいただき、ご法要させていただく事は大変、有難い事だと感じてます。

最近は、都会に限らずとも、同じ地域に住んでいても、誰が亡くなったのか知らない事が多くなってきました。非常に寂しい事ですが、これが今の現実なのでしょう。

しかし、米原区老人会では必ず、亡くなった方の為に毎年、ご供養の法要をいたします。亡き個人の中には、孤独死で亡くなった方もいらっしゃいます。悲しみにくれる家族の方もいらっしゃいます。その方々のためにも、皆が集まり、亡き個人やご家族に寄り添う、とても大切な法要です。

法要が終わって嬉しい事がありました。一年にこの亡故者法要の時にしか青岸寺に来られる事がほとんどない方が多かったので、折角のご縁だと思い、「庭園の説明をよろしかったらいたしましょうか?」とお声をかけさせていただきました。正直、皆帰られるかな、と失礼ながら思っていました。

すると、ほとんどの方が残って説明を聞いてくれて、少し驚いたのが本当のところです。

皆様、真剣に説明を聞いて下さり、大変喜んでいただきました。

「住職さん。長い間、米原区に住んでいるけど、こんな素晴らしいお寺だったなんて知らなかったよ」

「初めて、説明を聞かしてもらったけど、非常に勉強になって良かった」などおっしゃってくれました。本当に有り難い事です。

これからも、米原区の方にとって青岸寺が親しみがあるお寺になるようもっと精進しようと思いました。

来年も、再来年もこれからも、地域と青岸寺とのつながりあるこの法要を大切にしたいをと心より感じた、とても実りある一日になりました。

米原区老人会の皆様。有難うございました。

青岸寺客殿より庭園の風景

住職 永島 匡宏 合掌

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