米原区老人会亡故者法要
本日9月26日(木)は当寺がある米原区で今年亡くなった方を偲ぶ法要を米原区老人会が主催となり青岸寺を会場として勤修いたしました。
今年は三名の方のご冥福を米原区老人会の皆様とご供養いたしました。
昨今、家族葬などの葬儀が流行っていますが、「家族葬」とは言葉はいいですが、要約するに「簡略葬」であることは否定できません。今回は家族葬の是非は一旦横においといて、実際にある問題として、隣近所の方の生死さえわからず、後になって、近所の方が亡くなったことを聞く例が増えてきていると聞きます。
共に育ち、共に同じ地域で生きて、育ってきた人の死を知らず、ご供養もできない事態は、誠に残念な時代になってまいりました。
今回のご法要はそんな事では、亡くなった方も、あの世に送ってあげたかった友人や近所の方に、あまりにも不便てあるとして、老人会が主催となり長年青岸寺を会場として開催されています。
教義も宗旨も違う方々が集まりご供養をするわけですが、亡くなった方を心よりお送りしたいという気持ちは宗教関係ありません。今回は一つの形として曹洞宗の法式にのっとり、法要を進行いたしました。
各いう自身も米原区民であります。ご縁ありこの米原の地に来たのも何かの運命でしょう。この米原で骨を埋め、この地域と共に生きていく事を決めております。
この米原区亡故者法要が青岸寺で行われる限り、責任をもって務めさせていただきます。
米原区の老人会の皆様におかれましては本日は有難うございました。
住職 永島 匡宏 合掌
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