青岸寺ライトアップ③/切絵障子・早川鉄兵氏
oriteart青岸寺のイベント期間の全日程で観賞でき、メインである早川鉄兵氏の切絵障子をご紹介いたします。
早川鉄兵氏は米原市にお住まいの切絵アーティストで、米原市を代表する作家さんです。
米原市や長浜市では特に早川鉄兵氏の作品を目にする事は多いと思います。
さて、テーマは「補陀落山図」とうい事で、青岸寺庭園や書院をイメージした作品で切絵には鶴亀島や黒松など実際にあるものを表現し、虎や鹿、鳥などは書院にある襖絵などに描かれている動物を表現しているなど、自然の動物や植物が共存し、力強く、繊細に表現されております。
早川鉄兵氏には数年前のライトアップの時に一度依頼をした際にやんわりとお断りをいただいておりました。理由としては青岸寺庭園の表現を越えられる訳がなく、作りてとして遠慮したいとの事でした。
しかし、この度、ご縁をいただき再依頼させていただいた所、快く承諾していただき、住職として念願が叶った形となりました。
早川氏は謙遜されておりましたが、青岸寺庭園、書院に非常に相性良く、米原駅徒歩7分の場所に補陀落山が出現したかのように素晴らしい空間となっています。
ライトアップはブルーライト照明で癒し空間が広がります。日中は自然の光が切絵障子に照らされて、命の躍動を感じる事ができます。どちらも昼と夜にまったく異なる空間になるのが非常に面白い所です。
切絵障子の展示は11月30日9時~17時まで、ライトアップの期間は10月8日~10日の三日間のみとなっていますのでご注意下さい。
素晴らしい早川氏と青岸寺の世界を愉しんでいただけたら幸いです。
住職 永島 匡宏 合掌
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