R6 2月10日 坐禅会
先月の積雪もすっかり雪解けし、冬の寒さにも体が慣れ始めてまいりました。と、言いましても、山寺のお寺は一段と寒いもので、朝のお勤めなどは大変億劫なのも正直なところです。
日々平穏に生きる事は大切ではありますが、季節の変化、環境の変化、病気やケガの有無なども関係してますから、中々自分の思うようにいきません。ましてや先だっての震災などに被災すれば、平穏無事とは非常に難しいものです。
生き物は総じて、一切の変化に適応するの困難であります。
私達曹洞宗の僧侶はこの変化する事象に対して、追いかけずに手放す行いを主としております。
対応できる物は対応し、できぬものはできぬと割り切る。今、ここにある自己存在を是とします。
大雑把に言えば、「悩んでたってしょうがない」、できる事をし、修行、日々の営みをするしかありません。曹洞宗僧侶の修行は坐禅であり日々の営みも修行であります。
ましてや、坐禅などはまさに、功利性もまったくないものですから、全てを手放している非生存の行いです。
さて、2月の坐禅会ですが、10日午後4時より開催となります。
前文でも記述しておりますが、本堂は大変寒いので、防寒具を持ってお越しください。膝かけやホッカイロなどの持ち込みも可としております。
初心者向け、未経験者向けの坐禅会ですから、気軽にお越しください。
青岸寺 住職 永島 匡宏 合掌
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