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青岸寺庭園(池泉庭園ver)

池になった青岸寺庭園

青岸寺庭園は1678年に作庭された枯山水庭園ですが、ある一定の雨量が降ると、庭園の下にある地下水が溢れて伏流水となって湧き出て、池泉庭園に変化いたします。江戸時代初期から中期にかけて意図的に二面性のある庭園は全国でも稀で、私が聞き及んでいる範囲では本州では青岸寺だけだと伺っております。昭和以降になると、二面性のある庭園は至る所で作庭されているようです。

年間を通して、池泉庭園に変化するのは5回から10回程度ですが、梅雨の時期は非常に観る可能性が高くなります。7月初旬から中旬にかけてまで雨の日が続きそうです。

普段の枯山水庭園も素晴らしいのですが、池泉庭園の状態の庭園も趣があり、宜しいかと思います。

この機会に、是非、足を運びいただければ幸です。

青岸寺にある紫陽花

住職 永島 匡宏 合掌

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