青岸寺春季彼岸会法要を厳修
春季彼岸会法要
3月19日(火)は毎年青岸寺で春季彼岸会法要を厳修いたします。
今年も檀信徒を中心に20名ほどが参列して下さいました。
青岸寺では釈尊涅槃法会も同日に法要いたしますが、お釈迦様が涅槃にはいられて2500年以上の時が流れている中、インド(ネパール地域)から遠い日本にその教えが伝わり、今日の青岸寺にも確かにその教えが受け継がれています。
さて、彼岸会の彼岸は一言でいえば「あの世」です。反対語は此岸(この世)になります。ですので、彼岸会は生きているものが亡くなった方の為に供養する法要と一般的には考えられています。
この法要では施主家のご先祖様や親類の為に和尚様達が集まり、ご供養する法要の他に、山門彼岸会法要では、有縁無縁(自分と接点のある人ない人すべて)三界(過去、現在、未来)全てのことがらに供養する法要をいたします。
先祖を敬うだけではなく、私を取り巻くすべてのことに報恩感謝いたします。ただご先祖の法要をするのではなく、自らも修することができる法要です。
見方を変えれば、彼岸とは(悟りの心)であり、此岸は(煩悩の心)といえます。彼岸会法要は利他の為に法要を行ずる事により、共に法要をすることにより、悟りを共に目指す法要になります。
法要が終了したら住職から簡単なお話をしました。今回は「開経偈」についてと「涅槃図解説」「普回向」のお話をいたしました。
稚拙なお話でしたが、皆さん傾聴していただき感謝です。
随喜のご寺院様、檀信徒の皆様、墓檀家の皆様、本日は本当に有難うございました。
住職 永島 匡宏 合掌
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