「光明の灯り」~悟りのドア(仮)
静かな空間に異彩を放つドアが青岸寺に出現しております。
こちらのドアは米原市の観光地にいたるところに出現する「どこでもドア」らしいです。
尚、このどこでもドアは有限会社笹木木工様の作品で、非常に匠の技でがっしりとしております。
さて、このどこでもドアを開けると目の前には青岸寺庭園を望む事ができます。青岸寺庭園は補陀落山を模しており、仏様の世界を表現しております。
ドアの向こうには仏の世界であり、ドアの前は私達の世界になります。
私達は生きているだけでも多くの命や多くの人の上で成り立っている存在です。このドアをくぐる時は有縁、無縁一切の命に感謝して通る事ができれば、その心は「仏」であると言えます。
ですから、このドアは青岸寺に常設されている間は「悟りのドア(仮)」と名付けておきます。
前節の事はさておき、青岸寺に来られた方は写真を取られたり、ドア越しに風景を観たりと楽しんでいただければ十分かと存じます。お子さんとの写真も面白いかもしれませんね。
どうぞ、悟りのドア(仮)をご覧にお越し下さいませ。
゛この岸よりあの岸を越え、補陀落山に坐して見れば、光明の灯り浴びて仏と遊ぶ、西岸にて゛
住職 永島 匡宏 合掌
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