たぬ吉和尚の青岸寺案内 其の六「奥書院」
みなさんこんにちわ。居候和尚のたぬ吉です。
今年は全国的にも暑い夏になりそうですね。住職さんも作務は夕方6時以降にしているようで、管理も大変そうです。
さて、本日紹介するのは、青岸寺奥書院「六堪庵」です。上のイラスト画でも扁額がありますが、右から「ろくたんあん」と読みます。
こちらの六堪庵は国指定名勝庭園の借景として、名勝庭園付属の建物として、現在も保全保護されている建物です。明治38年に建てられた建物で、こちらを建てさせたのは曹洞宗本山永平寺の明治から大正にかけて活躍された「森田悟由」禅師です。
この森田悟由禅師という方は当寺を代表する名僧だったらしく、明治天皇、大正天皇とも謁見され、初代総理大臣の伊藤博文公とも親交があったそうです。また、現在の永平寺の伽藍の整備や今日に残る様々な諸会の礎を作った偉大なお坊さんです。また、非常に活発な禅師様で、全国で受戒戒弟10万人以上、寺院建立10カ所以上と生涯をかけて、宗門興隆に尽力された方であります。
そんな森田禅師が全国に布教に巡行される際に、当時米原には駅が既にありましたから、その近くにある青岸寺を深く気に入られて、永平寺の大工と永平寺の杉などを搬入して作らせたのが、青岸寺書院になります。
因みに書院の「六堪庵」は森田禅師の雅号が六堪という事で、六堪庵と名付けられたそうです。
書院は禅宗の僧侶らしく、質素にして整然とした雰囲気がある建物です。書院から観た青岸寺庭園も非常に趣があります。
現在、六堪庵では、音楽イベントや絵の個展、アート展、ライトアップイベントや坐禅会、お茶会など多岐にわたり、文化的にも非常に活用されている建物として、運用されております。
様ざまなイベントでも、勿論いいのですが、僕は、のんびりと日向ぼっこしながら、お庭をぼーと見るのが一番すきです。
青岸寺はもともと隠居寺のようなところでもあります。形式や伝統に縛られるような寺院ではありません。
皆さんも肩肘張らずに、のんびり目的でも良いので、青岸寺にお越し下さい。
どうぞよろしゅう。
たぬ吉和尚 合掌







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